20代前半の女性です。
J-Scent (ジェイセント) の一番人気の香水「和肌 (Yawahada)」をレビューします。
今回ご紹介するのはこちら。
J-Scent (ジェイセント) の「和肌」です。
「和肌」とかいて「やわはだ」と読む。
もう名前からして最高に可愛いこちらの香水について早速ご紹介していきたいと思います。
J-Scent (ジェイセント) の香水「和肌 (Yawahada) レビュー
J-Scen 和肌 (やわはだ) 購入したきっかけ
ブランド:J-Scent (ジェイセント)
香水名:和肌 (Yawahada)
香水の種類:オードパルファン (Eau De Parfum)
日本製 (メイド・イン・ジャパン)
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私が J-Scent ジェイセント「和肌 (やわはだ)」の香水と出会った場所はなんとびっくり、本屋さんでした。
友人と遊びに出掛けた際、偶然入った本屋さんで巡りあうという何とも不思議な出会い。
どうやらこの和肌は、川端康成の小説『眠れる美女』をモチーフにした香水らしく、
小説をモチーフにってどんな感じなんだろう?と、とても興味をひかれ衝動で購入してしまいました。
J-Scent (ジェイセント) 和肌の香り
まずモチーフである『眠れる美女』のあらすじを本当に簡単に説明すると、
年配の男が、薬で眠らされた裸体の女の横で眠りの底に沈み、幼いようにあまい目ざめを迎えるという添い寝ストーリーなのですが
(かなり端折りましたが実際読むと色々考えさせられる深いお話です)
この香水は登場人物で言うと「女」ではなく「男」目線でつくられたものではないかと感じる香りでした。
甘く切ない香りに感情が揺さぶられる
具体的にどんな香りかというとこちらの和肌、非常に甘いんですね。
それも嫌な甘ったるさではなく、なんだか切なくて涙が出て来そうな、胸の奥がギューッとなるような優しい優しい甘さ。
実際、私はこれを付けるたびにもどかしいような、どこか切ない気持ちになります(笑)
何故でしょうね、自分で言っていても可笑しな話なのですが本当に感情が揺さぶられる香りなんです。
なぜこんな気持ちになるのかと気になって調べてみたところ、その切なさの謎は香料が解いてくれました。
この切なさの秘密はミドルノートの香料に含まれている「ミルク」と「ライスパウダー」にあったんですね。
珍しいと思いませんか?香水にミルクやライスパウダーが使われていることが。私も和肌で初めて見ました。
言われてみれば確かに、赤ちゃんのような優しくて甘い香りにも感じます。
きっと年配の男は隣で眠る少女の柔肌を赤ちゃんのようだと感じたのでしょうね、
登場人物の感情を香水を通じて実際に感じることが出来るなんて、何とも不思議な気分です。
また、この香水もモチーフとなった小説と同じく奥が深いもので、
このパウダリーな赤ちゃんの香りからはじまり、そこから徐々にムスクの大人びた甘さが顔を出しはじめるのです。
その変化にまたそわそわするような落ち着くようなそんな感覚をおぼえます。
香り一つでこんなにも人の感情は揺れるのかと思わされる香水ですね。
J-Scent 和肌の香り
トップ:ペアー、グリーンノート
ミドル:ミルク、ライスパウダー、ローズ、ジャスミン
ラスト:ムスク、サンダルウッド、アンバー
持続性・持続時間
とまあ、先程から申し上げているようにこちらの香水は「赤ちゃん」なわけですが、この赤ちゃん、ずっと鼻腔に居ます。(つまり持続時間がとても長いという事を言いたい)
勿論上に書いたように時間の経過とともにムスクの大人びた甘さは出て来るものの、赤ちゃんの香りはずっと健在なんですね。
男視点で言うところの、
娘のように感じていた少女を徐々に“女”としてみてしまうようになる。
しかしこの女は娘と同い年位の少女であり汚すのは気が引ける。いやしかしどうしようもなく官能的である。
そんなところでしょうか。
感想
流石小説をモチーフとしているとうたうだけあって、
香料や香りの変化、持続時間、それにこの和肌 (やわはだ) という名前もですね。
この香水を構成する全ての事柄においてストーリーを感じさせられる商品でした。
もはや作品です。つけていて非常に楽しい。
そして川端康成の『眠れる美女』を読んだことがあれば、香りからストーリーを感じることが出来てより一層楽しい。
購入の際にはぜひ小説も一緒に手に取ることをお勧めします…!
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